キンリョウヘンの蕾から開花までを観察してみる②常盤青

2年前にケヤキの樹皮をハサミで細かく切ってチップ状にしたものを主原料とした自作用土で植え替えた常盤青が花を咲かせました。昨年も咲いていたので、2年連続の開花となります。

この鉢に使っている用土は、様々な種類の土をトライアルした中で一番成績がよかったもので、この用土を開発できたことは、私が大規模なキンリョウヘン栽培に乗り出すにあたって最後に背中を押してくれた重要な要素でもあります。「この用土なら差別化できる」と思ったのです。

さて、この常盤青ですが、株分け時はかなり華奢だったのが、今では極太のバルブの5本立ちとなり、来年は9~10本立ちになりそうな勢いです。やはり、植え替えから丸2年経つと、根量も増えて株がしっかりしてきますね。花茎の長さも30センチ近くあります。

この株のつぼみを、花芽が動き出した3月初旬から定期的に写真に撮って記録していたので、ここに残しておこうと思います。開花まであと何日かかるかな?っていうときにこの記録を参考にしてください。

鉢は5号の駄温鉢で、12月中旬から無加温の二階の部屋の窓際に置いて越冬&開花調整したものです。

3月7日
3月11日
3月17日
3月22日
3月27日
4月2日
4月8日

本日4月8日の段階で数個の花が咲いていましたので、昨日か一昨日あたりから開花が始まっていたものと思われます。

今年の分蜂はまだまだ始まったばかりなので、このタイミングで咲いてくれればベストというか、ちょっと早すぎるような気もしてます。

常盤青は、やや晩生の品種なので、本来は5月の後発分蜂に合わせる用の品種なのです。昨年は開花調整なしの軒下越冬でだいたいそのあたりで咲いていたような。そう考えると、室内開花調整済みの今年は20日~ひと月くらい開花が早まっている気がしますね。

上の時系列の写真の通り、キンリョウヘンの花は花茎が帯び始めるとぐわっと一気に成長するので、暖かい部屋で開花促進しすぎると「ちょっと開花早すぎ!まだ分蜂始まってないって!」ってなります。

開花調整に関しては、毎年経験を重ねてもらうのが一番なんですが、初心者のうちは、無加温の部屋でゆっくり開花調整をかけて、もしも開花タイミングをブーストしたい場合があれば、暖房の点いた部屋を活用するのがいいと思います。

開花が早すぎて失敗するより、開花が遅れる失敗の方がリカバリーがききます。開花が多少遅れても、分蜂は第二分蜂、第三分蜂と次々に続きますからね。開花が早すぎて分蜂がまだ始まっていないのが一番どうにもなりませんので。

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